東大アメリカンフットボール部ウォリアーズの軌跡   

企業経営と運動部経営― 共通するフィロソフィー

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第5章 運動部は誰のもの?

■日本の大学運動部の位置づけ 大学の運動部は誰のものなのか―これは永遠の問いかも知れません。大学、学生、OBOG、父母、連盟、協会等々、大学運動部周辺には数々のステークホルダーが存在します。 大学に所属している運動部なのだから、まずは大学のものだ…

第4章 売った数字か売れた数字か

この章では、私が日本マクドナルドで8年間お世話になった原田泳幸氏から教わり、自分が経営者としての基軸としてきたフィロソフィをご紹介したいと思います。また、原田さん(以下敬称略)が経営を進める時の雰囲気と森がチーム強化を目指し指導する時の雰囲…

第3章 法人の設立

■何が起きていたか きっかけはOBOG会の一部リーダーからの呼びかけでした。 60年の歴史のあるウォリアーズを本当に日本一が狙える強豪にしよう、そのためには優秀なプロの指導者と契約し、その給与や、日本一になるための活動環境づくりに投資できる資金調達…

第2章 「心技体」ではなく「体技心」

■ウォリアーズの強み 「ウォリアーズに必要なのは心技体ではなく体技心だ」とヘッドコーチに就任した森清之は何度も何度も繰り返しました。 ウォリアーズは素人集団です。他の強豪校の経験者、特にスポーツ推薦で入学してくるような一流選手に比べればスター…