筆者は東京大学運動会アメリカンフットボール部の支援を目的とした法人(一般社団法人東大ウォリアーズクラブ)の代表理事です。スターバックスコーヒージャパンCOO(最高執行責任者)、日本マクドナルドCAO(上席執行役員)など企業で要職を歴任してきました。長年厳しい国際ビジネスの場に身を置いてきた筆者はいま、母校アメリカンフットボール部の強化というテーマに取り組んでいます。
筆者は現役部員たちに「大人」といわれています。親でもなく、大学の先生でもなく、ただのOBでもなく、就活でお世話になる方でもない「大人」。経営者としての経験をアメフト部の経営に持ち込み、学校にはない発想で自分達の環境を変えてくれる「大人」。その姿は学生達には「好ましい大人」と映っているのでしょう。
一方、筆者は自分の行動の原点は「若い人たちのために」という気持ちだと言います。利害ではなく善意で行うことであるからこそ時には関係者と衝突することもあります。しかし何のためにしていることなのか?若い人のためじゃないか、と原点に返ることでまた進むことができると言います。
それでは筆者、好本一郎氏の手記をお届けします。「企業」という枠組みから自由になり、社会のためにその経験を活かす姿は多くの方の指針となるのではないでしょうか。
日外アソシエーツ 編集部 青木竜馬
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