東大アメリカンフットボール部ウォリアーズの軌跡   

企業経営と運動部経営― 共通するフィロソフィー

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第9章 ハワード・シュルツの教え

■ハワード・シュルツとの出会い ハワード・シュルツと出会ったのは1998年の半ば、私が45才の時でした。私と同い年の彼がすでに世界的に有名な経営者になりつつあった時です。 当時のスターバックスは、アメリカ市場で事業が軌道に乗り、1990年代に入ると海外…

第8章 リスペクト

前回、「会社で夢中に仕事ができる環境が少なくなった」というお話をしましたが、なぜこうなってきてしまったのか、どうすればここから脱することができるのかについて私自身の考えをご紹介したいと思います。 今回はフットボールのことよりビジネスの話が多…

第7章  執 念

■勝利への執念 ― 森清之が讃えたプレー 2018年度のシーズンが終盤となったところで、6戦全勝のウォリアーズは桜美林戦を迎えます。桜美林大学も6戦全勝、勝った方が来年度TOP8(関東学生アメリカンフットボール連盟の最上位リーグ)への自動昇格が決まるとい…

第6章 森オーガナイゼーション

■レベルの高いチームとしての組織化 ウォリアーズは2019年度のシーズンで部員が190名(選手140名、スタッフ50名)を超え、これにプロ及び学生コーチやメディカルスタッフなどを加えると220名超の大所帯となりました。キャンパスも駒場(1,2年生)と本郷(3,4…